カップヌードルCMに感じる昭和の負の遺産。

最近TwitterでカップヌードルのCMについて流れてきて、
なんか「素晴らしい」「面白い」とのコメントがあったりして自分も見てみるのだけど、この賞賛に対しての自分の意見を記そう。

金の無駄遣いじゃね

面白ければいいっていうのも個人の見解なので別にいいのですが。
ネットマーケティングに身を置く身としては、そんな感想だけで終わる心の余裕がないですw
使ってるタレントも、必死でモラルを回復しようとしている人を使うことが面白いと思っているんだろうけど、
ネットでもこれによって『日清すげー!』とか『日清攻めてる!』とかに声あるけどそれが何なのでしょうか。

出演料もそれなりに割安にもなっているのだろうけど。
だったら好感度高い女優でも一人使って『美味しい!』の一言貰えば、絶対売れるよ。
このCM見てカップヌードル食べたいと思うか?
日清のブランド向上につながっているか?というところです。

堀北真希一人使って美味しそうにカップヌードル食べるだけでいいよ、そっちの方が見ていたいし買いたくなる。

同じ金使うならもっとユーザーに貢献できることがあると思ってしまうのです。
社員に還元とかでも、企業イメージあがるでしょ。

決算前に金を無理やり使いたかったんじゃないのかな。。

製作側の広告代理店なんかの賞狙いと、日清の時代に追いつけていないけどなんかやりたいって思っちゃってる偉い人たちの利害の一致だけだね。
話題性のある人を寄せ集めれば商品が売れるという思考回路なんかが、昭和の負の遺産そのもの。

カップヌードルで儲かってるからって、遊ぶな。
立派な企業なんだからもっと社会貢献しろ。

カッコいいだけ狙いの動画溢れすぎ

2015年くらいから動画マーケティングがいよいよ力を入れ始めて、
企業がこぞって動画広告を作り始めてる動きを見せています。
でも、多くは何がしたいのかよくわからないんですよね。

流行りに乗っかってとりあえず作ってみました感多すぎ。
良くできた基準はカッコイイかカッコよくないか多すぎ。

カッコよくできました。
はい、じゃあ何の結果が得れたの?
全てではないけどこれ多すぎ。
アパレルとかの購買心理で見た目の匪襲が起きなるようなならば、かっこいい動画で効果はあるのだと思うけど。

効果測定のレベルはどの程度なんだろうか。
今の時代、ネット広告が進出してきて、新聞や雑誌がネット広告にほぼ食わましたね。
それって、広告の費用対効果がネットに全く及ばないとデータが出たから。

ネット広告は費用対効果ががはっきりと数値化できます。
最初から小さいテストで効果測定ができるから、いきなりバカみたいに大規模に投資する必要もありません。

動画が主流になるのはいいのだろうけど、ユーザーは何で動画を見ているのかって考えないとダメ。
ちょっと金かけてタレント使ってカッコよくしても、そもそもちょっとの金だけのB級タレントなんだから、
影響力で考えたらブランドにプラスになるのでしょうか。
無理やりタレント使う必要性を考えて欲しい。

効果や目的を考えないで広告なり動画を作るのはクソでしょ。
バスってもそんなの一過性に過ぎないし、すぐに忘れ去られます。
そんなものに多くの資金投入しますかって感じ。

企画も詰めないしリスクも背負わないで、なに様子見でクリエイトしちゃってんのって感じ。

もはや「話題」だけの広告に大金つぎ込むのは時代遅れ極まりない。
昔と違って消費者は話題性だけで買うような馬鹿なんてもういないよ。
最先端の動画マーケティングでありながら、昭和臭漂う時代遅れの奴が企画に関わっているという矛盾をカップヌードルのCMに感じた。

最後に

こういうのがクリエイティブ的なことだと思う。

命は投げ捨てるもの。 馴れ合いは好きじゃないから誤解されてもしょうがない。

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