「ベースはモテる」と言い始めたやつ、ちょっと出て来い。
なんかミステリアスだし、指の動きが性的に魅力的とか、目立ちはしないけど縁の下の力持ちでカッコイイとか散々言いやがって。
ベースはモテねえ。
それは俺が証明した。
もともと俺はギターを弾いていたが、所詮ギタリストなんてこの世に腐るようにいるもんだから
ちょっとハズして、スカせるベースに手を出した。
そしてモテたかった。
「低音は女性の子宮に響くからベーシストはモテる」とか誰だ言い始めたの。
なんの根拠だおい。。。
しかも、ギターってライブ中ズッコケてもギターの自分しか犠牲にならないけど、
ベースでズッコケると、全パートが盛大にズッコケる場合もある。
残念ながらそんな責任感は俺は持ち合わせてはいない。
キレた俺は、そのベースを売っぱらい、
ギターエフェクターを購入し、競合の多いレッドオーシャンに再び飛び込んだのである。
しかし、ここにベースの可能性を引き出したバンドがいる。
その名はRoyal Blood
なんとベースとドラムの2ピースバンドだ。
二人組というと日本ではゆずとかコブクロとかが有名だが、
ロックなめんじゃねえぞ、そんな音楽でノレるかってんだ。
Royal Blood
まずは見ていただこう。
このためにyoutubeは存在しているのだから、活用させてくれ。
いかがだろうか。
英国はブライトン出身の2人組、話題のデビュー作からの曲である。
ワタシは初めて聞いた時はぶっ飛んだよ。
確かにベースでモテなかったのは自分の努力不足の部分も大きいだろう。
だが、そんなテクニック云々ではないベースの、また違った魅力を見せてくれる。
ギターならまだしも、彼が持ってるのベースなんだもん。。
ツェッペリンばりのリフをベースでかますって反則じゃないか。
狂暴さとUKロックの持つエモーショナルさを兼ね合わせたこの楽曲。
本国イギリスではNMEの表紙を飾るくらいかなりの知名度を誇るバンドである。
間違いなくモテモテだ。
ちょっとドラマー誰か来いよ。
俺と組まないか。