ポストロックの原型であり完成系。Slint(スリント)【ポストロック名盤】

何事も始まりというものがある。
人が猿から進化してきたように、突然変異を除いては何かしらの影響を受けて時代は進んで行く。
それは音楽でも同じで、現在のいわゆるロックと言われている音楽も、元をたどればブルースやブラックミュージックが様々な要素を加えて形を変えてきたモノだ。

ポストロックというジャンルがある。
ワタシもよく聞いているジャンルだ。

現在のポストロックシーンはやはりmogwaiが1番手なのは、現代ポストロックが定着してきた時代から変わりはないだろう。
いいポストロックバンドはたくさんいるけどね。
それは、また別に書いていきたい。

じゃあそれら現代ポストロックの元祖と言われるバンドって誰なの?ってことで、
ポストロックシーンの元祖と言われるバンド、slintを紹介したい。

何事も基本をたどっていくことは重要だ。

ポストロックの原型を作ったといわれるslint(スリント)

USはケンタッキー州ルイヴィル出身のバンド。
メンバー構成は4人だ。
Brian McMahan (guitar, vocal)
David Pajo (guitar)
Todd Brashear (bass)
Britt Walford (drums)

ポストロックバンドをたどっていくと必ずこのバンドに突き当たることになる。
このslint、彼らはポストロックという言葉すらなかった90年代初頭から活動し、
その後の生まれた様々なバンドが、彼らの音楽性をその先へ進め、現代までポストロックを発展させてきた。

実はこれ、最初に聞いた時はあまり好みではなかった。
どうしても現代のポストロックに慣れてしまうと、少し物足りない印象がある。

それでも、あくまで原型であり、mogwaiを始めとするバースト系ポストロックのような壮大さはないが、
クリーンと歪みの切り替えや、美しくも恐ろしいような曲構成は元祖といったところか。

ギターは寒々として、ボーカルはつぶやくいった感じが多く、凄まじいほどの閉塞感と絶望感がある。
静と動のダイナミックな展開、重々しく不穏なサウンドの緊張感が、聴いているとじんわり汗が出てきそうだ。

このライブ映像はすざまじい世界観。
聴いているだけで疲れるほどの圧倒的緊張感だ。
二人で演奏しているにもかかわらず。

ポストロックの完成系

最初はあまり好きではなかったといったけれど、長期的に現代ポストロックとslintを交互に聴いてみるとその良さというものがジワジワとわかる。

元祖とは言われているけど、現代ポストロックシーンを見ていると、細分化はしつつも、
このslintの静と動のダイナミックな展開の世界をぶっ壊せるほどのアイディアは実はない。

ある意味ではこのslintが作った音楽はポストロックの完成系とも言えるんではなかろうか。
ポストロックに限らず、こういう元祖の音楽を一周回ってどハマりする時って必ずある。

1992年の解散後、2005年、2007年と断続的に復活してはライブをしている。
こちらは2013年のライブ映像だ。

最後に

一度、自分が好きなジャンルを遡ってみるといい。
音楽じゃなくてもいいと思う。
時代を逆走することで発見できることってたくさんあるし、その基本形を知ってこそ楽しめるもんだ。
意外と自分が探していたものが。元祖のものだった時ってあるよな。

無駄な機能なんぞつけやがってみたいなさ。
必要最小限の機能しかいらないから、コスト抑えろよみたいなさ、そんな家電ってあるじゃん。

最初に生まれた元祖と呼ばれているものこそ、そのモノの最終完成系だったりして。

命は投げ捨てるもの。 馴れ合いは好きじゃないから誤解されてもしょうがない。

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