ゴールデンボンバーのWikipediaパクリサイトから考えるオフィシャルサイトの役割。

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ゴールデンボンバーのWikipediaパクリサイトから考えるオフィシャルサイトの役割。

ゴールデンボンバーのオフィシャルサイトがリニューアルされ、音楽リスナーやweb屋界隈で話題だ。

音楽オタクであり、webオタクのワタシがこの件を深く見てみようと思う。

見てもらえればわかると思うけど、完全にWikipediaのパクリだ。
パクリである。まんまパクリだ。
オフィシャルサイトに行ったと思っているから、一瞬何が起こったのかわからないほどのパクリだ。

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いまやゴールデンボンバーはお茶の間にも浸透している。
ご存知「女々しくて」の一発屋と思いきや、4年連続で紅白出場を果たすゴールデンボンバーだ。
しかも「女々しくて」で4年連続というなんともすごい記録だ。
それでも毎回、視聴者を飽きさせない個性的なパフォーマンスをしっかりやってくれる。

ゴールデンボンバーはバンドではない。

サイトの事について話す前に言いたいことがある。
ゴールデンボンバーの名前を出すと絶対に「バンドと一緒にするな!」などの意見が出るわ出るわ。
確かに当初は、自分も長いことバンドをやっていたから「バンドを馬鹿にしてる。」なんて思うこともあったのだけど、それって本来見当違い。

嵐に対してなんで踊ってんの?みたいなものだよコレ。
じゃあそのへんのバンドに、ゴールデンボンバーのようにエアバンドとして企画して見ている人を楽しませること出来るの?って聞きたいんだけど出来ないよ。
そもそも立ってる土俵が違うのである。

ていうかさ、ゴールデンボンバーがやっていることって「ロックバンドは自分で演奏をする。」という当たり前のことの思い込みを完全に無視していて、これってロックが始まった時の「そんな音楽不良が聴く音楽だ!」なんて時代もあったけど、それと同じことで世界を変えようともしている。
間違いなくやっていることはそのへんのロックバンドよりも、よっぽどロックだ。
こんなこと言うとまた、ロックがどうたら言う方が食いつくんだけど…

しかもエアバンドなので、メンバーの技量を考えずやりたいように作れるわけだ。これ最強じゃん。
賛否両論があるけど、話題性はアーティストにとってみれば人気のバロメーターだ。

音楽性だけでは食べていけないこの時代に、話題を常に与えているというのは最大の武器になる。
天然の天才なのか、プロデューサー立場の人間が相当賢いのかわからないけど、ポジショニングやブランディングの妙がここまでの成功になったのだと思う。

ゴールデンボンバー「女々しくて」【OFFICIAL MUSIC VIDEO [Full ver.] 】
オフィシャルPCサイト:

ゴールデンボンバー「女々しくて」【OFFICIAL MUSIC VIDEO [Full ver.] 】

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Wikipedia風サイトが色々すごい。

それでサイトの中身なんだけど、リニューアルされたオフィシャルサイトは、ネットユーザーなら誰もが知るデザインそのもの。

「おもしろい!」「やってくれたな!」という声が上がっているけど、これは感心した。

誰もがどこかで見たことあるような既視感を覚えるわかりやすいサイトだ。
この既視感ていうのは実は重要で、例えば何かで最初に情報を得て、webのオフィシャルサイトやショップなどに訪れる方も多いと思う。
その時に、あまりにも独自の世界感過ぎてどこになんの情報がわからないようなサイトは、サイトとしての役割を担えていない。

本来情報を発信するプラットフォームなのに、ビジュアルや機能が余りにも整理されていないと、ユーザーは困惑して離脱をする。
現にそれを防ぐために、既存感やwebサイトとしてのセオリーに乗っ取って設計されているサイトも多い。
今は独自化も進んでいるけど、ECサイトなんかは売れているサイトの設計に似せるっているのは重要な要素の一つだ。

今回のゴールデンボンバーの場合はあまりにもパクリだけど、Wikipediaといえばネットユーザーなら誰でも訪れたことがあると思う。
てことはどこに何があるかが分かっているから扱いやすいし、見慣れたページだと説得力や安心感がある。

しかも、なんやかんやおもしろいので読み続けてしまう。
面白いって重要。

他のアーティストのように、ビジュアル重視で中身のないオフィシャルサイトとは完全に一線を画す斬新な切り口。
ビジュアル重視で世界観ができているオフィシャルサイトはファンにとってはすごく誇りであり、僅かな情報でもあれば嬉しいのだろうけど、このゴールデンボンバーのオフィシャルサイトはファン以外も楽しめるモノになっている。

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アーティストの公式サイトって潜在層に厳しい。

てかさ、みんなオフィシャルサイト見に行く?
もうすでにファンの方ならブックマークしていたりSNSをフォローしていて、そこから飛ぶ場合も多いだろう。

じゃあ、ちょっと興味が出てきて、そのアーティストのことを知りたいってなったとき、オフィシャルサイト行く?見る?
行ってみたとしても、先程も言ったとおり扱いづらいので見ても分からない。個人的にはね。
ファンはこれからの最新情報が欲しいから事足りるとは思うんだけど、これからそのアーティストを知りたいと思っている人にとっては過去の情報も欲しいものだと思う。

その欲求を満たすなら、Wikipediaで全然足りるしWikipediaを見たほうが満足度が高い。
アーティストに限るわけじゃないけど、Wikipediaはそれほど最新情報から過去の情報まで網羅しているすごいサイトになっている。

アーティストの多くのオフィシャルサイトは、公式という割にユーザーにやさしくない。
過剰な演出をしているものや、写真ばかり並べているもの。
それは単に使いにくくなってるだけで、満足いく情報が得られることはない。
UI(見やすさ)やUX(体験価値)はひどい。

しかもWikipediaは関連する情報もリンクですぐ飛べる。
アーティストの繋がりで、別のアーティストまで好きになることって多い。
そのへんまで網羅しているWikipediaには公式サイトは勝てない。

一発目に新曲どかーんと載せているサイトもあるけど、あれ意味あるかな?
この時代の音楽の手軽さはヤバイよ。
最初の接点は絶対オフィシャルサイトでなんか見ない。
なのにどこかで音楽を見て聴いてオフィシャルサイト行ってみるのにまたデカデカと新曲アピールかよってなる。
音楽で興味を持ったんだから、音楽以外の情報を求めるからわざわざ検索してオフィシャルサイト探すわけでしょ。
にも関わらず、オフィシャルサイトで映像や音楽を真っ先に見せようとする。

オフィシャルサイトに訪れる前に、どこかで曲を知ったから来るのに、また一発目に同じもの見せてどうするのって思う。
ほかの情報量は少ないし、プロフィールもそっけない。

アーティストのことが知りたくなってググってオフィシャルサイトに言ったのに、Wikipedia以上に情報が乗っているサイトはない。

公式サイトまで見るファンってなに?

ファンになるってなんなのかって思うと、言っちゃえば曲だけではファンにならないでしょ。
いやいや、と思う方もいるだろうけど、曲は好きだけどアーティストのことはよくわからないってのは一般的だし、こんなにも音楽があふれていて、どこでも聴ける時代なんだからさらにその傾向は強まっている。

音楽は、商品である曲が全てって思う人ももちろんいるだろうし、それが真っ当なことかもしれない。
でも、好きなアーティストを本当に曲のみでファンになっている人ってどれくらいいるだろうか。

最初は曲を聴いて好きになるのかもしれないけど、ある程度リスナーをファンというところまで行かせるには、曲以外の要素も必要なんだと思う。
ファッションが好きだとか、人間性が好きだとか、ライブがかっこいいとか。
純粋な音楽好きな人からしてみれば邪道なのかもしれないけど、ワタシはアーティストはそういうもんだと思っている。

いやでも、純粋に演奏者としての、ボーカリスト・ギタリスト・ベーシスト・ドラマーなどを単品で見たとしても、最終的にファンになるほど好きになるのって、その人を深く知ってからだ。
曲構成が良い悪い、演奏が上手い下手で判断するのも理解できるけど、じゃあどんな機材使ってるとか、どんな練習してきたのか気になって調べているとマジで深く好きになっている場合は多い。

ゴールデンボンバーだって、ファンと呼ばれる人達は決して曲だけでファンになっているわけではない。
ゴールデンボンバーというコンテンツの今までの活動の歴史であり、メンバーの人間性や生き方。
それらすべてのドラマ要素のストーリーを好きになっているわけ。
これはアイドルもバンドも同じことだと思う。

オフィシャルサイトに必要なものって。

こう考えてくるとアーティストのオフィシャルサイトの役割ってすごく難しいなと思うしオフィシャルサイトなんている?って思う。
求めるとしたら、最新情報もちろん、音楽が聞けるし、メンバーの詳細な情報がある。
つまりはWikipedia以上のコンテンツなんだけど。
今の時代それは他のモノで間に合っているし、SNSや動画共有サイトなどの様々なサイトやアプリがあって、ユーザーはそれぞれ自分に合っているものを使って情報を得ている。

これ逆って公式サイトなのにユーザーを考えていないということ。
UI(見やすさ)やUX(体験価値)よりもやっぱり公式としては世界観を重視するのだろう。
訪れる多くのユーザーはそこを求めていないにも関わらず。

その点、ゴールデンボンバーがWikipediaをパクったというのは、その点をもしかしたら考えたのではなかろうか。
中身はWikipediaの情報を元となっているみたいだけど、それ以上に濃くなっている。おもしろいし。
Wikipediaや動画共有サイトやSNSで得れる情報とはまた違う価値をファンに与えているし、潜在ファンにとってもこれほどの内容のサイトは魅力的だ。

さきほどSNSや動画共有サイトなどの様々なサイトやアプリがあって、ユーザーはそれぞれ自分に合っているものを使って情報を得ている。とは言ったけど、それはプラットフォームなサイトがなかなかないからであって、ひとつのサイトで事足りればユーザーにとってとてもありがたい。

さいごに

長くなってしまったけど、トータルでゴールデンボンバーはすごい。

情報を発信する側と受ける側、商品を売る側と買う側。
世の中のどんなビジネスであれ、この2者で構成されているのは音楽の世界だけではないし全てに言える。
発信する側としてゴールデンボンバーの視点はすごい。

好きなアーティストがいきなり訳わかんない方向転換して曲作ることあるだろ?
あれも一緒だ。
リスナーに甘えているだけの承認欲求。
ユーザー視点を徐々に失っていき、自分の出すものは無条件で受け入れられるだろうと言う錯覚にいつのまにか陥る。
そして軌道修正が効かなくなりいつしか忘れ去られる。

一見、ゴールデンボンバーはもはや人気者だし、好きなことをやりたい放題やってる様に見えるけど、実は一番ユーザー視点を大切にしているんじゃないかな。
その分析力はとんでもない。
そしてエゲツない勇気がある。
思いついてもなかなかこんなサイトを世の中に発信できないよ。
だってWikipediaのまんまパクリだぜ。

しかし、ワタシはゴールデンボンバーは好きではないし、これからも好きになることもない。
「女々しくて」以外で歌えるフレーズなんてないし、CDも買うこともないだろうし、ライブもいかない。
この時代いくらでも無料で聴くことができるのに、聴かない。
おそらく、この話題に食いついた方も多くはこんなところだと思う。

それでも、これきっかけで今後も何回かに渡って話題を提供されれば、単純接触効果もあり、じゃあ聴いてみるかとなること考えられる。
なぜなら、そのように最初は全く興味がなかったのに気づいたら好きになっていたアーティストも少なくないからだ。

考えてみると長きに渡って支持されているコンテンツは、もちろん離れていくファンもいるだろうけど、それ以上にファンを増やしているからであって、それにはものすごい体力が要る。
ゴールデンボンバーが音楽やメディアで成功してるっていうのは、やっぱり頭が良く、メンタルもすごい人なんだろうと思った。

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