ギターとEDMを融合したMIYAVIのニューアルバム『Fire Bird』は間違いなく世界基準だった。

【スポンサーリンク】


人気記事ランキング

ギターとEDMを融合したMIYAVIのニューアルバム『Fire Bird』は間違いなく世界基準だった。

MIYAVIをご存知だろうか?

知ってる人は知ってる。
知らない人は全く知らないであろうギタリスト・MIYAVIをご存知だろうか。
近年ではロッテのZEUSやアサヒドライ、日産エクストレイルなんかのCMでも流れていたし、
歌番組などでも玉置浩二などとも共演していたし、SMAPへの楽曲提供、そして紅白まで活躍の場を広めているから、なんとなく知ってる人もいると思う。
あのアンジェリーナ・ジョリーが、自身の監督作品『Unbroken』にMIYAVIを起用して話題にもなった。

お茶の間ではギターでスラップする人のイメージだと思う。
世間ではこのギターすげえ!って評価が一般的なようだが、世界を見渡すとギタースラップの名手はまだまだ沢山いる。
MIYAVIの一番の凄まじさはそのリズム感だろう。
ギターをパーカッションだと思ってぶっ叩く奏法をする変態は沢山いるけど、MIYAVIはえげつない速さでギターをパーカッションとして使う。

雅-MIYAVI- ギタースラップ

雅-MIYAVI- ギタースラップ

ここ近年の活躍でMIYAVIを知った人もたくさんいると思うけど、キャリアは短くない。
ワタシが最初にMIYAVIをしったのはもう10年以上前で、インディーズでバリバリのビジュアル系Due’le quartz(デュールクォーツ)というバンドをやっていた頃から知っているんだけど、誰がここまでのスケールのアーティストになると予想していただろうか?

当時17歳くらいでバンドに加入して、その時からギターのセンスと人を惹きつけるアーティスト性はバンドの中でも群を抜いていたけど、まさかお茶の間でSMAPと共演している姿を見るとは思わなかった。

MIYAVIのキャリアを最初から説明していたらものすごく長くなりそうなので、省略するけど、近年の活動で見せてくれるように、ここまでアルバムごとに形態が変わるアーティストもそういない。
形態も変わるから中身の作風も自由自在に変わる。

MIYAVI – "SAMURAI SESSIONS vol.1" SNEAK PREVIEW
VS ALBUM (対戦型コラボレーションアルバム)『SAMURAI SESSIONS vol.1』2012年11月14日発売。 参加アーティスト:上妻宏光、H ZETT M、沖仁、亀田誠治、KREVA、坂本美雨、HIFANA、細美武士(the HIATUS)、YUKSEK(五十音順・敬称略)

MIYAVI - "SAMURAI SESSIONS vol.1" SNEAK PREVIEW

MIYAVI – “SAMURAI SESSIONS vol.1” SNEAK PREVIEW

この作品では上妻宏光、H ZETT M、沖仁、亀田誠治、KREVA、坂本美雨、HIFANA、細美武士、YUKSEKなどの様々なアーティストとコラボしていた。

バリバリのビジュアル系バンドでのギタリストのポジションから始まり、ソロになって7弦エレキを弾きまくる時代もあったし、アコギ一本でのスタイルもあり、セッションバンドを組んだり、ドラムのBOBOとの二人のみでの活動だったり、そして最新版のライブではギターボーカルのMIYAVI・ドラムのBOBO・DJに共同プロデューサーとして参加したレニー・スコルニックの3人体制でライブを行ったようだ。

これはソロになってまだ間もない頃の曲だ。

雅-miyavi-. – ロックの逆襲 -スーパースターの条件-
Music video by 雅-miyavi- performing ロックの逆襲 -スーパースターの条件-. (C) 2004 UNIVERSAL J, a division of UNIVERSAL MUSIC LLC

雅-miyavi-. - ロックの逆襲 -スーパースターの条件-

雅-miyavi-.- ロックの逆襲 -スーパースターの条件-

MIYAVIがビジュアル系として登場してきた時に、そのルックスに食いついたバンギャは今でもファンなのだろうか?
アルバムを出すたびにその音楽性が変化するし、今ではビジュアルもまあ落ち着いてるし。どうなのだろう…

【スポンサーリンク】







MIYAVI・ニューアルバムが最高だった。

MIYAVIが2016年にリリースしたアルバム『Fire Bird』は、MIYAVIの現在の頭の中にある音楽の一つの到達地点に達したアルバムだと思う。

これがリードトラックのFire Bird。

MIYAVI – Fire Bird(hinotori full version)
8/31(水)発売アルバム『Fire Bird』より手塚プロダクションとのコラボレーション作品「Fire Bird」 火の鳥バージョンを期間限定公開!映像ディレクターにファンタジスタ歌磨呂氏! ▷アルバム総合チャート第3位獲得「Fire Bird」大好評発売中!

MIYAVI - Fire Bird(hinotori full version)

MIYAVI – Fire Bird(hinotori full version)

火の鳥かわE。

このMVは、あの手塚プロダクションとコラボレーションしたバージョン。
アルバムの「どんなに孤独でも前身し続ける」というコンセプトを、手塚治虫原作のアニメ「火の鳥」の映像で表現したと言われる壮大なMVだ。

【MIYAVI】「Fire Bird」(アルバム『Fire Bird』より)
MIYAVI 8/31(水)発売アルバム『Fire Bird』より「Fire Bird」の映像を先行公開! ▷「Fire Bird」の先行配信、アルバムプレオーダースタート!

【MIYAVI】「Fire Bird」(アルバム『Fire Bird』より)

【MIYAVI】「Fire Bird」(アルバム『Fire Bird』より)

普通に考えてテレキャスでスラップなんてイかれてるんだけど。
近年見せていたようなギター1本で曲を構成するというスタイルを取っ払ったから、これまで以上にMIYAVI史上最高にギターのソロ部分が突き抜けている。
強靭なリズムのEDMトラックにギターで歌を乗せてるようにも聴こえる。
ピッチを変化させたその音はまさしく鳴いて叫んで喚いている。

MIYAVIは歌わない方が個人的には正直いいと思うんだが…ファンの皆さま怒らないでほしい。
ワタシもファンの一人である。
ゴリゴリのEDMに乗って鳴り響くギターがとても心地いい。

MIYAVI – 「Afraid To Be Cool」Music Video (short version)
『Afraid To Be Cool / Raise Me Up 』iTunes 

MIYAVI - 「Afraid To Be Cool」Music Video (short version)

MIYAVI – 「Afraid To Be Cool」Music Video (short version)

これらの曲に限らず今回は、ボーカルは必要最小限と感じてしまうくらいのギタリストMIYAVIが満載の楽曲が多い。
紛れもなくロックでもあるしダンスミュージックでもあるが、ギターをここまでフューチャーしているEDMは他には存在しない。
そしてそのアイディアを進化させ2016年のMIYAVIにしか弾けない個性がある。
ギタリストとして、それこそギター一本で世界に名を残したアーティストは多くいるけどそれとは全く別物。
その種類ではなくMIYAVIの視線の先にはもっと圧倒的なエンターテイメントがあるのだろう。

ここ三作くらいはデジタルなEDMサウンドを取り入れてきたけど、その最新版のアルバム『Fire Bird』はそのEDM&ギタースタイルの中でも一つの到達地点に達したと思う。
この才能は素晴らしいの一言。

目的と手段の選び方の視点。

前作から生活と音楽の拠点をアメリカへと移していたんだけど、スタンスが変わったんだろう。
数年前までは、海外に対して日本の音楽としてどこまで通用するかってことに比重を置いていたパフォーマンスをしていた。
アルバムには三味線の音を使ったり、着物なんかをフューチャーした衣装を着たりしていたけど、そのスタイルは徐々に変化してきた。
日本の音楽が受け入れられるか受け入れられないとかの問題ではなくて、世界で流れる事を意識した音楽創りに比重を置いたんだと思う。
ビジュアルも昔に比べればなんか普通になってきてるしね。

かつてはアコースティックギター一本のスラップ奏法で、日本の一部の世界で圧倒的な存在感を放っていたけども、そのスタイルを一旦取り払った。
ソロで一回活動を止めていた時に留学も経験して、ちょくちょく海外でパフォーマンスをしていたけど、きっとその経験もデカかったんだと思う。
ギターでスラップはという奏法は、見てくれのインパクトが圧倒的であるがゆえに、イロモノ的というか一発芸的な目で見られることは間違いない。

だからこそアコギ一本のスタイルを止め、テレキャスターに持ち替えた。
そしてアーティスト表記を『MIYAVI』に統一したんだろうし、音楽的にもここ数枚のアルバムへのスタイルの変化を見ていると、海外のトレンドがEDMに来てることを感じて、その世界トレンドに寄せたんだと思う。
ギタリストとしてギターの可能性を知っているからこそ、EDMとの融合にチャレンジしたんだと思うし、アメリカのルールとマナーの中で真っ向勝負で挑んだということ。

様々なアーティストとコラボしたのもそうだろうし、SMAPと一緒にお茶の間に登場したのもそうだし、ハリウッド映画に出演したのもそんな背景があると思う。
現在のMIYAVIからは、創りたい音楽を創るというより、伝えたいメッセージがあるからその手段やジャンルを切り替えてるようにも思える。
マーケティングだよ。MIYAVIは頭もキレると思う。

実際そんなことないのかもしれないけど、自分の音楽スタイルを柔軟に変化させつつも昇華させて、違うジャンルと融合させて世界を巻き込むというエンターテイナーセンスがすごいと思う。
イメージがどうたらで変化することを恐れて毎回マンネリしたアルバムを出すような保守的なアーティストがいる中で、年々引き出しを増やしつつも、そのスキルをストイックに磨いている姿はカッコイイ。

毎回アルバムごとにジャンルが変化するから、作品によってはハマらないという人もいると思うけど、
MIYAVIの場合は音楽ももちろんあるけど、そのメッセージと手段にも注目してほしい。
伝えたいことがあるからジャンルまでを超えて変化をしていくアーティストはそういない。

きっとこれからの活動でも、きっとまた変化もするはず。
その活動が楽しみだ。

こちらもどうぞ。







【スポンサーリンク】


フォローしてみる?

この記事を書いてる人。

Profile image
Profile image
バンドマン時代は世間にロックンロールをカマした結果、弾かれてホームレスやってました。

現在はEC/Webディレクター、デザイナー、マーケター、ライター、カメラマン。
アパレルやレコード販売店で働いたのち、webの世界へ。

できれば毎日泥酔して記憶を失くしながら生きていたい。
猫と二人暮らしのアラサー。

自由を手に入れるには戦うしかないんだよ!
好きなことはやれボケ! カモンロックンロール!
寄稿、お仕事の依頼、その他楽しいことがありましたら、yusuke@hatasuke.netまでご連絡くださいませ!

SNSでシェアしてみる?

『この記事良いな!』と思ったらシェアしてくださいませ。泣いて喜びます。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK

【スポンサーリンク】

【スポンサーリンク】

よく読まれている記事

おれの話。

More

音楽

More

映画

More

【スポンサーリンク】


  • 最近の投稿
  • 人気の記事
  • ピックアップ
  • Tag Cloud

プロフィール

Profile image

Profile image

バンドマン時代は世間にロックンロールをカマした結果、弾かれてホームレスやってました。

現在はEC/Webディレクター、デザイナー、マーケター、ライター、カメラマン。
アパレルやレコード販売店で働いたのち、webの世界へ。

できれば毎日泥酔して記憶を失くしながら生きていたい。
猫と二人暮らしのアラサー。

自由を手に入れるには戦うしかないんだよ!
好きなことはやれボケ! カモンロックンロール!

寄稿、お仕事の依頼、その他楽しいことがありましたら、yusuke@hatasuke.netまでご連絡くださいませ!





February, 2018
MTWTFSS
« Jul.  
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728 

【スポンサーリンク】