宇多田ヒカルの新作アルバム全米チャート6位は日本の全体で押し上げた功績であろう考察。

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宇多田ヒカルの新作アルバム全米チャート6位は日本の全体で押し上げた功績であろう考察。


宇多田ヒカルが世界でもやばいらしい。

前の記事で宇多田ヒカルについてベタ褒め的なことを書いたんだけど、
どうやら世界でもまあ評価されているらしい。

「宇多田ヒカル「Fantôme」全米チャートで6位を記録!」

瞬間最大風速で3位までいったらしい。
ちなみに世界ではこんな感じらしい。

各国・地域ごとのチャート(最高位)は下記のとおり(2016年9月29日現在)。

#1 Japan
#1 Hong Kong
#1 Macau
#1 Philippines
#1 Singapore
#1 Malaysia
#1 Taiwan
#1 Vietnam
#1 Finland
#2 Indonesia / #1 (J-pop)
#2 Thailand / #1 (J-pop)
#4 Bahrain
#4 Hungary
#6 US
#6 Australia
#6 Spain
#8 Sweden
#9 New Zealand
#12 Brazil
#12 Canada
#12 France
#12 India
#14 Netherlands
#16 Norway
#17 United Kingdom
#21 Italy
#36 Switzerland
#37 Honduras
#42 Germany
#74 Russia
#33 Mexico

なるほどヤバイ。
アジアはある程度物理的にも近いし、日本のアーティストが人気なのはわかるし、
そこそこ優秀な成績を収めているアーティストもいるよね。

てか、フィンランドって。
フィンランド一位って何!?
フィンランドってメタルのイメージしかないぞ。
ハードロックやへヴィメタルはフィンランドで広く親しまれていて、ホテルのロビーでさえもデスメタルが流れてくることさえあるらしいね。
日本でも「Nightwish」や「HIM」「Children of Bodom」などが有名どころだ。
ちなみにフィンランドはエアギター選手権発祥の地らしいぜ。

日本人が日本語で歌ったアルバムがこれだけ世界のチャートを賑わすのはきわめて異例ではある。
宇多田ヒカルの『Fantôme』の波が世界にも広がっていることは確かだ。

その中でもメディアはアメリカでチャートに入ったことを多く取り上げている。
さすがアメリカだぜ。大国家アメリカ様だ。
世界を牛耳っているのはアメリカで間違いねえ。
確かにアジアで人気のある日本人はそれなりにたくさん耳にすることはあるけど、
ここまで盛大には取り上げられない。
アメリカで人気にならなければ世界の人気アーティストとは言えないようだ。

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Utadaの惨敗。

実は宇多田ヒカルは数年前に全米デビューを果たしている。
名前をUtada名義に変えて、USAのR&Bをモロに取り入れたアルバムを二枚出している。

Utadaのファーストは世界的プロデューサーのティンバランドが数曲プロデュースしたり、
マーズヴォルタなんかもゲストで参加したりと、まさに全米デビューするぜ!!って感じで仕上げた内容だった。
莫大な制作費とか宣伝費とかでメディアもあおりまくってた。
でも、結果的にはそこまで振るわず…
レビューサイトでは洋楽を真似て作っただけ。などと酷評さえあった。

セカンドはセカンドで、ワタシはその時音楽業界に身を置いていたんだけど、
こっちもフォーストと同じく、レコード会社は、まあー売りたい!!!って感じが強かった。
何が何でも全米に認めさしてやる!!!って感じだったよ。
プロモーションもすごいしていたし、バンバン流してたしね。
でも蓋を開けてみると、なんだよUtada全然売れねーじゃんみたいな空気あったよ…

Utadaのアメリカ進出の二枚のアルバムのセールス結果はトータルでも惨敗と言ったところだった。

Utada – Come Back To Me
Music video by Utada performing Come Back To Me. (C) 2009 The Island Def Jam Music Group

Utada - Come Back To Me

Utada – Come Back To Me

宇多田ヒカルの実力ももちろんあるけど…

Utadaではなく宇多田ヒカルとしてのアメリカでのブレイク。
それは今まで積み重ねてきた日本全体の音楽のレベルというか価値というか、
それが浸透してきているからだろう。

サッカーで言えば、今ではA代表でもヨーロッパのトップリーグでプレーしているメンバーが半分以上だし、なんならスタメン全員海外組でもいけるんじゃねえかってくらいの実力になってきた。
この間のアジア最終予選負けたよね?っていうツッコミは今はやめろ。
あくまで昔と比べての個人のレベルで例えた。

これ、今の日本の音楽業界でも同じ感じになってきているんじゃないかなあ。

一番すげーのはやっぱり一番最初に乗り込んで結果を残してきた人たちだ。
現在の選手たちが飛び出していける土壌を作ってきた人たち。
奥寺がドイツでプロ契約してそれなりに活躍して日本人という存在をドイツで広めたことから始まり、
カズ…はあまり振るわなかったけど、まだ『日本人なんてザコだろ?』的な環境で挑戦したことはやっぱりすごい。
そして中田ヒデがヨーロッパのトップまで登り詰めた結果がやっぱりデカイ。
だって活躍した選手がそこそこ出るまで、日本のサッカーなんて相手にされないからね。
結果を出した選手がいるからこそ、次にまた日本人を獲得してみようってチームが出てくる。

奥寺を知らない世代を置き去りにしている感じが否めないが、どうかググってくれ。
今、日本人のサッカー選手がドイツで評価されているのは奥寺っていう人がいたからなんだよ。

話を戻して音楽に置き換えると、
盛大に『ついにアメリカデビュー!!クゥー!!!』と飛び出したアーティストは今までも数多くいる。
あのX JAPANだって90年代に盛大にアメリカデビューを謳って飛び出した。
しかし、90年代のX JAPAN全盛期ですら全米デビューは不発。
海外の保守的なロックファンからは、化粧をした日本人が何かやってると言う認識しかなかったし、
めちゃくちゃな宣伝費をかけて全米に売り込んだわけだが…

近年やっとX JAPANも認知は広まってきているけど、最初の認知は解散後だ。
解散後にSNSや動画共有サービスの普及によって、ようやくX JAPANは海外に知れ渡ることになって、海外でも人気になった。
それでも、今となってはYOSHIKIなんて世界のビッグアーティスと肩を並べた写真をインスタにあげてるけど、
しっかりアメリカ人に音楽買わせて支持されてんの?と聞かれたら正直そこまでではない。
間違いなくYOSHIKIは音楽の才能がある人だし、ワタシもX JAPANは好きだ。
けど、アメリカではライブやってそこそこ動員しました!!ってニュースもあるけど、チャートで上位に食い込むほどではないわけ。

そういえば赤西仁なんも結構メディアに取り上げられていたよね。
スベった印象しかないけど…あの盛大な一発ギャグは笑った。

そして何と言っても最近ではBABYMETALの影響が大きいと思う。
BABYMETALがSNSで爆発的に拡散され、現地に乗り込んでライブでも高評価をぶんどった近年から、やっぱり世界の日本に対しての音楽の目が変わったと思う。
ものすげえもんBABYMETAL。
ビルボードでTOP40に食い込んだ功績は日本のアーティストにとってものすごく大きいと思う。

しかしまあ、ここまで宇多田ヒカルの功績はない、みたいに言ってしまったけど決してそうではないことも確か。
BABYMETALはイロモノ枠の珍しさもあるし可愛いし、神バンドの超絶テクニックでメタルキッズに支持されてる要素がデカイし、
バンドならば日本人がノリだけで洋楽バンドを好きになるように、アメリカ人だってノれるかノれないかで音楽も聴くだろう。
日本で洋楽R&Bをちゃんと聴いてる人ってやっぱ少ないもん。

そんなバンド形態と違って、宇多田ヒカルはあくまで歌が魅力のアーティストだ。
しかも今作は全編日本語。
前回のUtada名義ではしっかり気合入れて全編英語だったのにね。
アメリカ人は日本語の響きが好きなのか?とか考えられるけど、そこにはしっかりとした歌唱力と惹きつけるメロディがあってこそだろう。
iTunesで配信がないから売れてるんだろとか、日本より安いからだろ?とかあるけど、それでも売れてるもんは売れてる事実。

宇多田ヒカル – 「桜流し」(ヱヴァQバージョン)
椎名林檎、KOHH、小袋成彬らが参加するなど、早くも話題沸騰の宇多田ヒカルのニューアルバム「Fantôme 」。そのアルバムの最後を飾る曲であり、2012年11月に公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のテーマソングとしてもおなじみの楽曲でもあります。  その「桜流し」のミュージックビデオを、アルバム「Fantôme」の発売を記念して、新たに「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズを制作しているスタジオカラーのスタッフが制作。スタジオカラーが宇多田ヒカルのビデオを手掛けるのは、2014年12月にリリースのソングカバーアルバム「宇多田ヒカルのうた」のプロモーション用に制作された「Beautiful World」( 

宇多田ヒカル - 「桜流し」(ヱヴァQバージョン)

宇多田ヒカル – 「桜流し」(ヱヴァQバージョン)

Utada Hikaru「Beautiful World」 Directed by Tsurumaki Kazuya
今回のアルバムのプロモーション企画にて、様々な分野のクリエイターが宇多田ヒカル、もしくは彼女の楽曲をテーマに独自に表現した作品を寄せてくれており、その作品群が現在特設ページにて公開されております。 <「宇多田ヒカルのうた」特設サイト>

Utada Hikaru「Beautiful World」 Directed by Tsurumaki Kazuya

Utada Hikaru「Beautiful World」 Directed by Tsurumaki Kazuya

そして、このMVを見てもらえればわかるけど、ヱヴァの力も大きいだろう。
ヱヴァといえば海外でも絶大な人気を誇るコンテンツだ。
そこで宇多田ヒカル音楽に触れた人間も多いことだろう。

日本全体で押し上げたチャートイン。

しかしまあ、『よっしゃ売ったろ!!』でバンバンプローモーションしたUtadaが不発で、
特にプロモーションをしていないし、さらに日本語で歌っている作品が売れるっておもしろい。
宇多田ヒカルに限ったことではないけど、こういうのってあるものだよね。
マーケティングって興味深い。

今回の宇多田ヒカルの全米チャートの結果は、まさしくその土壌を作ってきた日本勢でとったとも言えると思う。
元を辿れば始まりは1963年の坂本九のアルバム『Sukiyaki And Other Japanese Hits』だし、
X JAPANだってそうだしBABYMETALもそうだし、ヱヴァもあってこそだろう。
他にもちょいちょい海外での活躍のニュースを運んでくれる日本人アーティストもいる。

宇多田ヒカルの気負わない姿勢と、人間活動を経てさらに磨かれた天性のセンスと実力があってこそだけども、
今まで土壌を耕してくれたアーティストや、日本文化全体の力で押し上げたようにも感じた。

アメリカに宇多田ヒカルの名前も知れ渡ったことだろうし、SNSで費用をぶっ込まなくても拡散なんて昔よりはるかに簡単だし、もちろんコンテンツがあってこそだけども、続いて日本人アーティストがアメリカで華々しく活躍するのは、今がチャンスかもしれないね。

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