ブランキージェットシティ浅井健一の詞世界。名曲『綺麗な首飾り』

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ブランキージェットシティ浅井健一の詞世界。名曲『綺麗な首飾り』


ミニアルバム『Metal Moon』収録曲『綺麗な首飾り』

様々な音楽ジャンルに突っ込みつつも、ここを見ていただいてる皆さまなら、
もうわかっていると思うが、ワタシが敬愛しているアーティストに浅井健一(ベンジー)がいる。

今回はその敬愛する浅井健一の中でもワタシ個人的にも大傑作の楽曲だと思う『綺麗な首飾り』という曲をピックアップしてみる。
最初から最後まで『綺麗な首飾り』の一曲オンリーでお届けする。

この『綺麗な首飾り』は、多作の浅井健一の中でもブランキージェットシティ時代の曲である。
アルバムでいうと1993年にリリースされたブランキーのミニアルバム『Metal Moon』に収録されている曲だ。
このアルバム自体、収録曲が6曲なのでブランキーの中でもやや地味目な印象のアルバムであることは間違いない。
ヒット曲なんて入っていないし、おそらくファン以外は誰も手を出すことはない、にわかお断りのアルバムにも思える。
オリコンチャートでも最高位は12位だ。
くそったれの世界め。

けれども、やはり一部のファンの中でも相当に評価の高い楽曲が並ぶ。
『綺麗な首飾り』の他にも、『おまえが欲しい』『鉄の月』『Sweet Milk Shake』などファンには強烈に支持されている曲が収録されている。
椎名林檎はこのアルバムを『無人島に持って行きたい一枚』と言ったそうだ。

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ベンジーの詞世界。

先にリリースした3枚のアルバムはまさしくブランキージェットシティだった。
くすぶっていた不良少年のロックンロールの才能が爆発していた。
安直に言ってしまえば『いかつめの男が演奏しているハードなロックンロール』だ。
ブランキーのイメージはコレ。みたいなものが出来上がっていたように思える。

しかし、このミニアルバム『Metal Moon』は、その時点でのブランキージェットシティのイメージに一石を投じたアルバムだと思える。
特にベンジーの詞世界。
純粋で美しくて静かで優しい面と、衝動のエネルギーが爆発するその両面が、この辺からさらに際立ってきた印象がある。
その中でも特に特異な印象をワタシに与えたのが『綺麗な首飾り』という曲だ。

簡単に言ってしまえば詞、メロディ、演奏が神がかっている。
まずは見ていただきたい。
マジで最初から最後まで見ろ。
いいから見ろ。

Blankey Jet City / 綺麗な首飾り
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Blankey Jet City / 綺麗な首飾り

若い。

ドラムの達也とベースの照井なんてチンピラじゃねーか。
いきなりのチンピラ登場だったが、見た君は偉いよ。

ベンジーは恐ろしいくらいの綺麗な目をしている。

いかがだろうか?
不思議な曲だと思う。
その曲展開は、この時代以前から現在まで続いている邦楽のセオリーみたいな展開、Aメロ、Bメロ、サビというような展開ではない。
そりゃ売れないと思うよ。
だってこの時代のリスナーからしてみたら、その邦楽セオリーに沿っていないから、なんか地味だし聞きづらくてつまらない曲に聞こえると思う。

印象的なベースのフレーズに始まり、クリーンなギターが重なりドラムは淡々とビートを刻んで行く。
淡々と進んで行くが、間奏で見せる爆発的なエネルギーとの対比、そして転調してエンディングに向かう流れが素晴らしくカッコイイ。
エンディングに向かう流れでテンションは上がるのだけど、終わりはいきなりぶった切られる。

ベンジーが淡々と詞をメロディに乗せている印象に思える。
メロディも素晴らしいし、ライブでの演奏も文句なしにクールなんだけど、個人的には、この『綺麗な首飾り』が傑作だと思う絶対的な理由は詞である。
見てみよう。

夕焼けの色が本当の世界の色だとしたら 
すべての小さな子供たちに 今すぐそのことを伝えなくちゃいけないだろう 
何よりも先に 燃えていくあの空が夜に消えていく前に

どうにでもなればいい こんな世界なんて
むちゃくちゃにしてしまえ すべてを焼き尽くしてしまえ
無邪気な顔して眠る子供の夢は
恐ろしい物語 でも 決して汚れてはいない

夕焼けの色がこの町をゆっくり染めはじめて
また少しだけ 世界が終わりに近づいた
森を駆け抜けるオオカミが
美しい足音を響かせて サヨナラを告げる

ずっと続く海岸線 この綺麗な首飾りを君にあげる

愛している 心の底から まぶしい光と 争いがあふれる
初めて出会った この世界を
この綺麗な首飾りを君にあげる 首飾りを

詩人としても評価が高いベンジーの詞。
この曲の詞世界は本当に魅力的だ。
絶望的な詞とも、綺麗な詞とも読める。

冒頭から夕焼けという詞が繰り返されているが、これは戦争のことなんだと思うよ。
戦争で火の粉が上がる空。
世界が終わりに近づいていく。

戦争は絶望的、こんな世界なんでどうにでもなればいい。
子供たちは純粋だけど、その夢はとても怖い夢を見ている。
それでも、この絶望、戦争の事を忘れてはいけない。
子供たちに伝えなくてはいけない。

ベンジーもきっと絶望的なことを経験しているんだ。
でも、綺麗なものがこの世界に確かに存在していることもわかっているんだろう。

それをベンジーは、こんな絶望的な世界を純粋に生きる子供たちに伝えたい。
そう言っているように感じる。

燃える空と海岸線。
絶望と希望。その対比。
その光景はまるで綺麗な首飾り。
その両面が共存するのが世界というもの。
それでもそんな世界を愛している。
君はそんな世界で生きて行く。
けれども、決して綺麗な心は忘れてはいけない。

最後に。

いかがだっただろうか?
『綺麗な首飾り』

歌詞なんてものは、捉え方で様々な見解があるだろうけど、ワタシはこの詞が大好きだ。
この曲を聴くたびに感じるんだよ。

気分が良い時に聴くとさ、そんな良いことばかり続くわけないんだから調子にのらないで謙虚に生きろよ。って言われ気がするし、
気分が落ちてる時に聴くと、そんなに嫌なことなんて続かない、だってこの世界は綺麗だから。って言われてる気がして元気が出る。
いつでも謙虚な気持ちを思い出させてくれる、フラットな気持ちにさせてくれる不思議な曲だ。

聴く人によってはつまらない曲かもしれないが、ワタシの中でブランキーの傑作といえば『綺麗な首飾り』である。
ベンジーの詞世界は本当に綺麗だ。
それはベンジーある種、この世界に絶望的な何かを感じてるからなんだとも思う。
でもそれって純粋な心を持っているからなんだとも思う。
純粋であるがゆえに、見えてしまうもの感じてしまうものがある。

浅井健一は本当に凄まじい眼を持っている人間だと思う。

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