昔、中村一義という天才がいた。【100S】

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昔、中村一義という天才がいた。【100S】

昔、中村一義という天才がいた。

いや、いまもいる。

ポエムの様な出だしだが、中村一義について語ろうとするとき、ポエマー化してしまう。
中村一義はデビュー当時、若干24際の若者だった。その時作られた音楽は、自らの密閉された心を内側から開けるようなことだった。
中村は当時の振り返ったインタビューで「自分の信じるポップと思うものをすべて入れた。」と言っている。
銀河鉄道999、スヌーピー、ビートルズetc.

中村は自分がポップで有ろうとする音楽で世の中へでた。
そのため、中村は自ら本物で有ろうとした。

ライブは行わずに、自宅で作詞作曲、レコーディング。周囲にいる一流ミュージシャンには自分の描いたとおりに音楽を弾かせるという力技を発揮した。
自らの箱庭でポップを鳴らしたアルバムは「金字塔」と名付けられた。
其処に住む言葉たちは中村の鳴らす音楽と、奇妙な共鳴を行い、多くの密室を開けたであろう。

しかし、密室の後に有る物は、荒野で有った。
自らの悲しみを撃つとき、そこは密室ではなく、普通の生活であった。

彼の音楽は一人ではなく、二人を要求した。
音楽が鳴る為にはバンドを必要とした。極限の密室から外に出た天才が見たものは雨ではなく太陽だった。
彼が二人以上で鳴らしたアルバムの名前は「太陽」と名付けられた。
太陽のした鳴らされた音楽は彼自身の孤独を強くした。

彼は何処に行こうとしたのか、その周囲を探索する探偵の様に自ら、目となり耳となり世界へと旅立とうとした。

彼は自らの音楽を武器として世界と対峙しようとした。
その音楽はよりシンプルに言葉の強度を必要とした。彼自身が自らの音楽の周囲を転がろうとしたのだ。
彼が音楽の周囲で鳴らした言葉たちを収録したアルバムの名前は「ERA」と名付けられた。
自由こそ、音楽をと共にあるべき姿だった。

彼の音楽は言葉よりもすでに光り輝く命があった。
自らの死を望むことにより、生を照らそうとしていた。

彼の音楽は自由を要求した。
音楽が鳴る為には、さらに光の先を見つめるスピードを必要とした。速さこそが彼自身の命の灯となった。
彼と彼らの仲間たちで鳴らされた音楽を入れたアルバムの名前は「100s」と名付けられた。
彼は一人では無かった。友人たちと光の中に居た。

ひかりの速さよりも早いものは一瞬の夢で有ろう。
自らの夢で遊ぶ子供の夢を、音楽で鳴らす夢を彼は見た。

彼の音楽は楽しむことを要求した。
音楽が為る為には、全ての事象を楽しむことを必要とした。瀬戸際でさえも優雅に生きることが縁となった。
彼らの楽しみを鳴らした音楽を入れたアルバムの名前は「OZ」と名付けられた。
自らの経験を楽しむことが、夢の瀬戸際に音楽を鳴らした。

嵐が静まり、全て過ぎた後、或る空虚があった。
音楽は命を必要とした。

彼らの音楽は、言葉の強度を要求した。
シンプルである事が自らの心を打つであろうことが、希望としてあった。
彼らの希望を鳴らした音楽をいれたアルバムの名前は「ALL!!!!!!」と名付けられた。
目の前で行われた景色を驚く子供のような無邪気さが、円環を描いた。

全てが描かれた後、幻想は終わりなく続いた。
世界は既に開かれていた。

彼らの音楽は世界を要求した。
自らの生活が命を育むことは幻想ではなく、現実として音楽を鳴らした。
彼らの祝いの音楽を入れたアルバムの名前は「世界のフラワーロード」と名付けられた。
自分自身が世界なのか、世界が自分自身なのか、闘争さえも無意味なような気がした。

自らの歩んだ道を確認する為に、扉を開くことに成る。
扉を開いた後の、自らを見つめる彼の姿が有った。

彼の音楽は仮面を必要とした。
自らの内面を見つめる事は、自らの仮面さえも慈しむことを鳴らした。
彼の優しさを入れたアルバムの名前は「対音楽」と名付けられた。
音楽に祝福された天才に相応しい最期であった。

多くの友人と出会い、自らの相棒の名を名乗ることに成る。
隣にいるものは産まれた時からいた。

彼の音楽は冒険を必要とした。
相棒たちと大海原に出る時は、音楽しか必要なかった。
彼の覚悟を入れたアルバムの名前は「海賊盤」と名付けられた。
時代に立ち向かう冒険者たちに相応しい音楽となるだろう。

昔、中村一義という天才がいた。

今こそ中村一義の音楽を、聴こうじゃないか。

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バンドマン時代は世間にロックンロールをカマした結果、弾かれてホームレスやってました。

現在はEC/Webディレクター、デザイナー、マーケター、ライター、カメラマン。
アパレルやレコード販売店で働いたのち、webの世界へ。

できれば毎日泥酔して記憶を失くしながら生きていたい。
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