レッド・ホット・チリ・ペッパーズは延命を続ける老害か?【新作The Gateway感想】

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レッド・ホット・チリ・ペッパーズは延命を続ける老害か?【新作The Gateway感想】

2016年上半期の洋楽シーン

2016年の上半期を振り返ると、凄い年だということがよくわかる。
Radioheadの新作「A Moon Shaped Pool」がネット先行でリリースされ、新作のリリースが危ぶまれていたThe StrokesのEP「Future Present Past」がリリース。
さらにアンダーグラウンドの重鎮、SWANSや新進気鋭のポップバンド、THE 1975など上げればきりはないが、良質な作品が次々とリリースされている。

そしてキャリア30年を超えるモンスターバンド、Red Hot Chili Peppersの新作「The Gateway」もこの2016年にリリースされた作品の一つだ。前作「I’m With You」から約5年ぶりのアルバムとなる今作、海外の音楽サイト「NME」ではとりわけいい評価でも、悪い評価でもないという印象。

「NMEによるディスクレビュー」
http://nme-jp.com/reviews/21529/

レッチリの音楽の印象と言えば、あの野性味溢れるファンクネスというのがあるだろう。
今作の「The Gateway」ではそのような楽曲は鳴りを潜め、実験的なサウンドやオーガニックなメロディが目立っている。
というのも、今作はプロデューサーが長年付き添ったリック・ルービンから、BECK、GORILLAZのプロデュースで有名なデンジャー・マウスになり、ミックスを担当するのがナイジェル・ゴドリッチという、今までのレッチリの制作体制から大きく変化しているのが関係しているのかもしれない。

リードトラックの「Dark Necessities」

イントロのベースとギターの静かな絡みを聴いた時点で、いつものレッチリを知っている人なら少し驚くかもしれない。
そのヴァースを超えると、フリーお得意のスラップ奏法が来て少しは安心するが、やはりどこかはっちゃけているというよりは静かに腰を揺らしている感じだ。
そこに絡んで来るのは、ジョシュの突拍子のないエフェクティブなギター。
ここまで聴けば、よほどのアホではない限りいつもと違うのかもしれないと悟るだろう。

今まで出してきたアルバムの中で、言い方を悪くすれば地味なリードトラックに聴こえるかもしれないが、彼らがキャリア30年以上を迎えてなお、前に進もうと希望を感じられるリードトラックではないだろうか。

他の楽曲を上げると、陶酔感のあるジョシュのギターと、語りかけるようなアンソニーのメロディが心地いい「The Longest Wave」
フリーのメロディアスなスラップと浮遊感溢れるシンセサイザーの絡みで構築された「Go Robot」
(余談だが、レコード会社はこの曲をリードトラックにしたがっていたが、デンジャー・マウスが「Dark Necessities」を推し続けた結果「Dark Necessities」になったとか。)
と、文章から察するにティーンエイジャーがぶち上がるような曲はあまりないが、確かにレッチリの底力を感じさせるサウンドではある。
先ほどにも書いたように、この「The Gateway」は彼らが新しい境地に向かうための過渡期である作品なのではないのだろうが。

キャリアが長くなるほど、バンドというのは活動が難しくなってくる。

延命を狙った特にひねりもないアルバムを出せば、ボロクソにメディアからこき下ろされるし、かといって変に実験的な作品を出せば、狂人扱いされる。
2006年に「Stadium Arcadium」という大傑作を出した後、ジョン・フルシアンテが脱退し、誰もがレッチリ解散か?と思っただろう。

「Stadium Arcadium」から「Dani California」

しかし、彼らは解散を選ばず、後任のギタリストジョシュ・クリングホッファーを迎え活動を始めた。
この時点で腹を括ったのだ。と少しかっこつけてはみたものの、真意はわからない。それを判断するのは、この「The Gateway」を聴いたあなた自身にかかっているから。

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バンドマン時代は世間にロックンロールをカマした結果、弾かれてホームレスやってました。

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